各クラス紹介

ピカソ
60分クラス
(5歳〜小3)
トイレトレーニング完了児対象。自由制作ではなく課題があります。絵画造形が好きではないお子様には苦痛になってしまう事もありますのでお子さまの意思をご確認ください。
言葉の概念を習得していきますので2〜3歳児とは一転して記号化された絵を好むようになります。保育園の先生が描く描き方を真似して「お花はこう描くのよ」と友達に教えたり、アイコンのような記号的視覚言語を得意になって覚えていきます。まさに言語の習得に伴って覚えているようです。この幼児特有の視覚言語は限定的で単略的だと後々気づくべき問題ですが、この時期には描ける!という達成感を賞賛すべきです。また他者への興味も広がりますのでお友達と同じものを作ったりという行動も見られます。同調行動は成長の過程で見られるものです。同じものを作ることが児童の喜びであるならばその気持ちを大切にします。似ている作品であってもちょっとしたアレンジや違いがあり必ず個性が現れます。また道具や材料との対話が着実に育まれ、物事に対する好奇心や疑問が芽生えてくる時期です。
2年生以上は定規、カッターなどの道具を正しく使えるよう指導します。また、一人一人興味や力が違います、それぞれの意欲や好奇心を損なわず制作できるよう良いところを褒めながら指導していきます。
母国語のコミュニケーション能力の獲得が重要な時期ですので日本語に重点を置きます。英語は単語やフレーズを学びます。

セザンヌ
90分クラス
(小3~小6)
小3学年は60分では時間が足りないお子様対象です。標準はピカソクラスをお勧めします。新規の方は体験時にお相談ください。
時間をかけた制作が可能になってくる年齢です。世の中の様々な事柄に興味が広がります。知識や経験、記憶力もぐんと増え、人としての個性も豊かになってきて、アートの表現に表れます。
幼児的な描画表現に違和感を持ち始め、写実的な描画の技術を学びたいという意志も見られるようになってきます。絵を習わなかった多くの大人たちは9歳のころの描画力で止まっているとの研究もあります。文字は習わなければ書けるようにならないのと同様、絵も教わらなければ描けないのは当然ですし、たくさん練習しなければ思い通りには描けません。逆を言えば、学ぶ環境、「失敗と思うもの」をたくさん経験し許される環境があれば誰でも描けるようになるのです。
目の前のモチーフを観察して時間をかけて描いたり作ったりする集中力もついてきます。また、少し複雑であったり危険な道具や材料も扱いを学ぶ事ができます。
学校で英語の授業が始まります。積極的にアウトプットして身につけていきましょう。英語での会話の成立を目指します。

バンクシー
90分クラス
(中学生)
中学1年〜3年生対象
自分はどんな性格でどんなタイプかなどというアイデンティティーが芽生えてきているのでしょう。アートの中でも何が得意で何が苦手なども自分で認識している事が多いです。偏った判断基準を持っている場合もありますので一つ一つ問題と向き合い解決していきます。コミュニケーション能力は高くなってきますが、まだまだ物事や感情をうまく表現できない時期でもあります。言葉にできない抽象的な感情や考えをアートで表現できる事に喜びを見出したり、自分の作り出したものからエネルギーを享受するという「作品を作ること」で発生する一連の効果を自然と感じ始めることでしょう。
本格的なデッサン(基礎)も学び始めます。どんなモチーフにも向き合い、描き上げる経験を積んでいきます。
英語は学校で多く学び始めますので、積極的にアウトプットして習得していきましょう。日本語、英語(5:5程度)のバイリンガルのコミュニケーションを目指します。

素描派
90分クラス
(小5〜高校生)
鉛筆デッサン専門のクラスです。高校生は初心者のみ対象。狭いアトリエです、大きなモチーフ、石膏像などはありませんので大学受験には対応しておりません。
鉛筆デッサン専門クラス
美術系高校受験(埼玉県内)を予定している方、将来的に美術系大学、美術系専門教育機関を目指している方、デッサンを強化したい方対象。
デッサンは個人が画面に集中して取り組むものです。このクラスのみ英語なし、プレゼンなし、私語禁止です。基礎から丁寧に指導します。
知る限り50年以上日本の美術系大学の受験科目に課されている「鉛筆デッサン」は今も脈々と受け継がれ、デジタル化された今も変わらず試験科目として課される学校も多いです。美術を広く捉えると「デッサン」はかなり特殊な技能の領域です。しかし美術を志すものは高校受験レベルのデッサン力程度は身につけておくとどんな媒体にも役に立つ基礎技術です。「鉛筆職人」としてブルーピリオドの時期を忍耐強く頑張りましょう。