各クラス紹介

ピカソ
(5歳〜小3)
保育士は不在です。トイレトレーニング完了していること。自由制作ではなく課題があります。絵画造形が好きでないお子様には苦痛になってしまう事もありますのでお子様の意志をご確認の上、ご検討下さい。
言葉の概念を習得していきますので2〜3歳児とは一転して記号化された絵を好むようになります。幼稚園や保育園の先生から習った花の描き方ををのまま真似して「お花はこう描かなきゃダメ」と言うなど、視覚言語を覚えていく時期です。この概念は後に崩されていくべきものですが、この時期には描けた!という達成感を賞賛すべきです。また周囲への興味も広がりますのでお友達と同じような色を使ったり、同じものを作ったりという行動も見られます。同調の行動は成長の過程で見られるものですし、似ている作品であっても必ず個性が現れます。道具や材料との対話が着実に育まれ、物事に対する好奇心や疑問が芽生えてくる大切な時期です。プロセスの中で新しい発見があったり、チャレンジすることが大事です。
特に2年生以上は定規、カッターなど正しく使えるよう指導します。また、苦手意識も芽生えてくる時期ですので丁寧に指導していきます。とは言え当人にとって難しい要求をしてしまうと創作意欲や好奇心を失ってしまう可能性もありますので慎重に自主性を尊重しつつ指導していきます。
母国語のコミュニケーション能力の獲得が重要な時期ですので日本語に重点を置きます。英語は単語やフレーズを学びます。
※お子様のみで参加できること、トイレトレーニング完了していること、丸椅子に問題なく座れること、ハサミが使えることを条件としております。

セザンヌ
(小3~小6)
小3年生は60分では足りないお子様向けです。標準はピカソクラスをお勧めします。新規の方は体験の際にご相談下さい。
時間をかけた制作が可能になってくる年齢です。世の中の様々な事柄に興味が広がります。知識や経験、記憶力もぐんと増え、人としての個性も豊かになってきて、アートの表現に表れます。
幼児的な描画表現に違和感を持ち始め、写実的な描画の技術を学びたいという意志も見られるようになってきます。多くの絵を習わなかった大人たちは9歳のころの描画力で止まっているとの研究もあります。文字は習わなければ書けるようにならないのと同様、絵も教われば描けるようになります。
目の前のモチーフを観察して時間をかけて描いたり作ったりする集中力もついてきます。
少し複雑であったり危険な道具や材料も扱いを学ぶ事ができます。
学校で英語の授業が始まります。積極的にアウトプットして身につけていきましょう。英語での会話の成立を目指します。

バンクシー
(中学生)
自分はどんな性格でどんなタイプかなどというアイデンティティーが芽生えてきているのでしょう。アートの中でも何が得意で何が苦手なども自分で認識している事が多いです。偏った判断基準を持っている場合もありますので一つ一つ問題と向き合い解決していきます。コミュニケーション能力は高くなってきますが、まだまだ物事や感情をうまく表現できない時期でもあります。言葉にできない抽象的な感情や考えをアートで表現できる事に喜びを見出したり、自分の作り出したものからエネルギーを返還され享受するという「作品を作ること」で発生する一連の精神的な効果を自然と感じ始めることでしょう。
本格的なデッサン(基礎)も学び始めます。どんなモチーフにも向き合い、描き上達する経験を積んでいきます。
英語は学校で多く学び始めますので、積極的にアウトプットして習得していきましょう。日本語、英語(5:5程度)のバイリンガルのコミュニケーションを目指します。

素描派
(小5〜中学生)
鉛筆デッサン専門クラス(90分)
美術系高校受験(埼玉県内)を予定している方、将来的に美術系大学、美術系専門教育機関を目指している方、デッサンを特化して強化したい方対象。
デッサンは個人が画面に集中して取り組むものです。このクラスのみ英語なし、プレゼンなしです。基礎から丁寧に指導します。
私の知る限り50年以上日本の美術、美術系大学の受験科目に課されている「鉛筆デッサン」。こういう受験は将来無くなるだろうと思っていた私の予想は大きく外れ、今も脈々と受け継がれ、デジタル化された今も変わらず。大きく美術全体を捉えるとかなり特殊な技能の領域です。しかし美術を志すものは高校受験レベルのデッサン力程度は身につけておいた方が良いとは思います。「鉛筆職人」ブルーピリオドの時期を忍耐強く頑張りましょう。