年齢別クラス紹介
ピカソ
(4歳〜未就学児)※保育士は不在です。トイレトレーニング完了していること。自由制作ではなく課題があります。絵画造形が好きでないお子様には苦痛になってしまう事もありますのでお子様の意志をご確認の上、ご検討下さい。
言葉の概念を習得していきますので2〜3歳児とは一転して記号化された絵を好むようになります。幼稚園や保育園の先生から習った花の描き方ををのまま真似して「お花はこう描かなきゃダメ」と言うなど、視覚言語を覚えていく時期です。この概念は後に崩されていくべきものですが、この時期には描けた!という達成感を賞賛すべきです。また周囲への興味も広がりますのでお友達と同じような色を使ったり、同じものを作ったりという行動も見られます。同調の行動は成長の過程で見られるものですし、似ている作品であっても必ず個性が現れます。道具や材料との対話が着実に育まれ、物事に対する好奇心や疑問が芽生えてくる大切な時期です。プロセスの中で新しい発見があったり、チャレンジすることが大事です。
母国語のコミュニケーション能力の獲得が重要な時期ですので日本語に重点を置きます。英語は単語やフレーズを学びます。
※施設環境の関係でお子様のみで参加できること、トイレトレーニング完了していること、丸椅子に問題なく座れること、ハサミが使えることを条件としております。
ダビンチ
(小1~小3)
学校生活が始まり家庭外で自立した行動が求められ始めます。クラス内での聞く姿勢、発言の仕方なども学校教育に伴い身についていきます。語彙力も増え、他人とのコミュニケーションも豊かになっていきます。
身体能力的にはできる事が一段と増え世界が広がってきます。単調な作業では満足せず、創意工夫、イメージしたもの、自分のプランに対する達成感が大事になってきます。
特に2年生以上は定規、カッターなど正しく使えるよう指導します。個人差はありますが少し危険な道具(ノコギリなど)を使いこなすことにもできてきます。また、苦手意識も芽生えてくる時期ですので丁寧に指導していきます。とは言え当人にとって難しい要求をしてしまうと創作意欲や好奇心を失ってしまう可能性もありますので慎重に自主性を尊重しつつ指導していきます。
母国語のコミュニケーション能力の獲得が重要な時期ですので日本語に重点を置きます。英語の単語やフレーズを学びます。
セザンヌ
(小4~小6)
時間をかけた制作が可能になってくる年齢です。世の中の様々な事柄に興味が広がります。知識や経験、記憶力もぐんと増え、人としての個性も豊かになってきて、アートの表現に表れます。
幼児的な描画表現に違和感を持ち始め、写実的な描画の技術を学びたいという意志も見られるようになってきます。多くの絵を習わなかった大人たちは9歳のころの描画力で止まっているとの研究もあります。文字は習わなければ書けるようにならないのと同様、絵も教われば描けるようになります。
目の前のモチーフを観察して時間をかけて描いたり作ったりする集中力もついてきます。
少し複雑であったり危険な道具や材料も扱いを学ぶ事ができます。
学校で英語の授業が始まります。積極的にアウトプットして身につけていきましょう。英語での会話の成立を目指します。
バンクシー
(中学生以上高校生相当)
自分はどんな性格でどんなタイプかなどというアイデンティティーが芽生えてきているのでしょう。アートの中でも何が得意で何が苦手なども自分で認識している事が多いです。偏った判断基準を持っている場合もありますので一つ一つ問題と向き合い解決していきます。コミュニケーション能力は高くなってきますが、まだまだ物事や感情をうまく表現できない時期でもあります。言葉にできない抽象的な感情や考えをアートで表現できる事に喜びを見出したり、自分の作り出したものからエネルギーを返還され享受するという「作品を作ること」で発生する一連の精神的な効果を自然と感じ始めることでしょう。
本格的なデッサン(基礎)も学び始めます。どんなモチーフにも向き合い、描き上達する経験を積んでいきます。
英語は学校で多く学び始めますので、積極的にアウトプットして習得していきましょう。日本語、英語(5:5程度)のバイリンガルのコミュニケーションを目指します。